2022/06/17 (FRI)

【オンデマンド公開】7月16日 公開講演会「企業と教育現場でのTOPIK(韓国語能力試験)の採択」開催

OBJECTIVE.

海外の大学院への進学やグローバル企業への就職などで、英語以外の外国語においても語学能力を客観的に保証する検定試験の結果が求められる機会が増えている。従前より検定試験といえば学習の成果を客観的に評価しうるものとして教育現場で活用が促されてきたが、近年は進学や就職といったキャリアと結びつくことで、学生側からのニーズの高まりも見られるようになっている。それは、特に多くの学生が英語以外の外国語に出会う場である高等教育において顕著である。
大韓民国教育部(日本でいう文部科学省)が実施するTOPIK(韓国語能力試験)は、韓国語を学ぶ外国人の実力を適正に評価することを目的として世界各地で実施されている検定試験である。政府機関が関係する検定試験であるため結果の信頼性が高く、韓国の大学への進学や企業への就職の参考資料として活用されている。日本でも通訳案内士試験での韓国語試験が免除となるなど、活用の幅が広がりつつある。
以上をふまえ、日本におけるTOPIK活用の事例を教育現場と企業という二つの面から検討することで、検定試験と(広い意味での)教育効果、意義について考察する。第Ⅰ部では主に教育現場でTOPIKに接している方々からマクロな視点での話をしていただき、第Ⅱ部では社会経験豊富なパネリストをコメンテーターに迎え、ディスカッションを実施する。講演会を通して、検定がもたらす成果について明らかにする。

詳細情報

当日の動画はこちら
名称 公開講演会「企業と教育現場でのTOPIK(韓国語能力試験)の採択」
日時 2022年7月16日(土)14:00~17:00
開催形式 ハイブリッド型開催(対面・オンライン)
対面会場 池袋キャンパス 8号館1階 8101教室
対象者 本学学生、教職員、校友、一般
申し込み 事前申し込み 要
参加費 無料

学外の対面参加希望者には、開催日前日(24時間前)までに登録メールアドレス宛へ[入構許可証]をお送りします。 前日までにメールが届かない場合はお手数ですが問い合せ先(kingaminga1977@rikkyo.ac.jp)までご一報ください。

以下のwebサイトよりお申し込みください。

対面の申込みはこちら
オンラインの申込みはこちら
主催 公益財団法人韓国教育財団
共催 外国語教育研究センター
後援 国立国際教育院(韓国教育省)、在日本国大韓民国大使館

講師(登壇順)

長崎県立対馬高等学校教員
金 京児(きむ きょんあ) 氏

対馬高等学校は離島留学校として全国各地から学生を受け入れている。長年、韓国語教育を行ってきたが、ニーズの高まりを受け2019年度からは「国際文化交流科」を新設、釜山の大学と連携しつつ質の高い韓国語教育を行っており、TOPIKの高級合格者を輩出している。

長崎外国語大学外国語学部教授
朴 永奎(ぱく よんぎゅ) 氏

専門は韓国教育史。現在は韓国語専修の教授、国際交流センター長として、学生の留学指導を行っている。長崎外国語大学はTOPIKの長崎会場でもあり、検定と高等教育の接続について長年の蓄積を有している。論文に、「日本各地の公立学校における「民族学級」の設置について—1945年から1960年代までを中心に—」(『韓国文化研究』韓国文化学会、2018年)などがある。

近畿大学国際学部准教授
酒勾 康裕(さかわ やすひろ) 氏

専門は韓国語教育。韓国のソウルに長く住んでいた経験を活かし、キャリア接続を意識した韓国語教育・留学指導を実践している。論文に、「EQ指標を用いた留学の効果検証方法—質的研究の検索補助としての量的研究の提案—」(『近畿大学教養・外国語教育センター紀要(外国語編)』、2020年)などがある。

文部科学省総合教育政策局外国調査係専門職
田中 光晴(たなか みつはる) 氏

専門は教育政策。日韓の公教育・私教育に精通している。論文に「韓国における大学入試の多様化とその後」(『大学入試における共有試験』12、2017年)などがある。

韓国語講座YouTuber
トリリンガルのトミ(とりりんがるのとみ) 氏

8万人を超えるチャンネル登録者数をもつ。最近はブログやLINEでも活動し、韓国語学習者の裾野を広げることに貢献している。2022年よりTOPIKの広報大使。

YouTubeチャンネルはこちら
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有限会社Jリサーチ出版編集部社員
和田 圭弘(わだ よしひろ) 氏

Jリサーチ出版は検定対策本を主に刊行する出版社で、英語の『スピードマスター』シリーズで知られている。近年は韓国語関係の出版物も増えており、和田氏は韓国に長く住んでいた経験を活かし、韓国語関係本を担当している。

新大久保語学院長
李 承珉(い すんみん) 氏

新大久保語学院は2002年に設立され、日本の韓国語教育を私教育の分野で長く牽引してきた組織である。教科書『できる韓国語』シリーズは、独学者の定番テキストとして広く知られている。


お問い合わせ

外国語教育研究センター教授
佐々木 正徳

公益財団法人韓国教育財団

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