学んでも使えるようにならない?それはあなた次第です
スぺイン語担当:泉水 浩隆 教授(専任教員)
2024/11/19
研究紹介
OVERVIEW
立教大学外国語教育研究センター泉水浩隆教授(スペイン語担当)にご自身の研究内容や今後の抱負等についてお聞きしました。
使えるように「する」覚悟を持って学ばなければ何事も使えるようにはなりません。その向こうに広がる景色を見てみたくありませんか?
先生の研究テーマや、現在取り組まれている研究についてお聞かせください。
2023年6月 Universidade de Vigo, Facultade de Filoloxía e Tradución で開催されたIX Congreso Internacional de Fonética Experimental (CIFE 2023) での学会発表。共同発表者の一人である清泉女子大学の木村琢也教授とともに
ご自身の研究に興味を持ったきっかけについてお聞かせください。
小学2年生の時の発表会。背が小さくて椅子に座ると電子オルガンのペダルに足が届かないので、立って演奏しています。この頃から既にラテン音楽が好きでした
今でもオルガンは大好きです。時々教会のオルガンを弾かせていただいたりしています
このような書籍の編集にも関わりました。通訳になりたかったはずが、ことばの研究の方へシフトしてしまいました
自分がよく聴いていたラジオ講座に出演することになるなどとは思ってもいませんでした。2021年4月~9月(再放送:2022年10月~3月)NHK R2「まいにちスペイン語」入門編を担当しました
ご自身の研究の面白さ・醍醐味はどのような点にあるとお考えでしょうか。
博士論文に手を入れて出版した著書。表紙には中学の時に美術を教えてくださった恩師が描いた絵を使わせていただきました
学生時代(大学や大学院、海外留学など)の経験や学んだことについてお聞かせください。
留学中住んでいたCasa do Brasilで撮影した写真。何故か寮生委員のようなことをやる羽目になりました
カーニバルの時期はみんなこんな仮装をしたり…。スペインやラテンアメリカの文化にどっぷり浸れた頃のいい思い出です
現在の大学でのお仕事について。内容や、楽しいところ、大変なところを教えてください。
ご自身の今後の抱負や夢、研究計画についてお聞かせください。
これ以外に今後伝えていきたいこととしては、スペイン語圏の魅力をあらゆる面について紹介するということがあります。スペイン語圏は日本から遠いところが多く、直接現地を訪れたり、現地の情報を得たりすることは必ずしも簡単ではないのですが、それでも私がスペインに留学していた頃に比べれば、ネットを通じたアクセスがはるかに進化したこともあって、状況は大きく変化しました。スペイン語の知識があれば、そうした障壁を越える一助となります。日本語への翻訳や英語圏のフィルターを通したニュースからではなく、直接スペイン語でスペイン語圏の情報を受け取ることが重要です。そのお手伝いができたらいいなと考えます。また、スペイン語に限らず、さまざまな言語を学んで多くの情報チャンネルを持つことの重要性と楽しさについても折に触れて述べていきたいと思います。
スペイン語圏は、スペイン語という共通する言語を用いながらも、多様性に富んだところです。学んだスペイン語を使って、是非いろいろなところを訪ねてみてください。(写真:テオティワカン/メキシコ)
(写真:マチュピチュ/ペルー)
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